塩竈神社

高松市亀水町 (平成21年3月29日)

東経133度57分36.39秒、北緯34度21分52.44秒に鎮座。

この神社は、生島湾に面する、香川県総合運動場の北側に鎮座しております。しかし、正確には鎮座していた、と言うべきかも知れません。現在、祭祀は行われていないようです、境内は草茫々です。訪れる人もいないのではないでしょうか。

生島塩田は、寛政初期(1790年頃)高松藩主により造られ、松平家の所有で地元民が小作人であったが、昭和二十二年からの塩田開放争議で小作人が勝訴し塩田の全てを買収した。その後、四十六年、国の方針に従い、塩田を埋め立て、五十六年塩田の八割を香川県に売却し総合運動場となって現在に至る。
生島塩田記念碑より抜粋。全文はこちら。

昭和23年に結成された、生島塩業組合は46年12月に解散しています。日本から製塩業者が居なくなるとともに、神社も守る人が居なくなったのでしょうか。

神社入り口。石柱には「生島濱方中」とあります。

生島塩田記念碑と参道

境内

〆柱と拝殿。「千秋萬歳永仰神徳」の文字が空しく見えます。後ろは紅峰。