高松市伏石町 (平成21年3月27日)
東経134度03分16.67秒、北緯34度18分30.46秒に鎮座。
この神社は、伏石三石神社の第一社で、高松市の中心近く、太田小学校のすぐ南隣に鎮座しております。
祭神:応神天皇・神功皇后・玉依姫命
慶長七年寺島弥兵吉長の創建と伝えられ昔から当社東の方立石神社南東の居石神社とともに三所八幡又三石八幡といわれている。祭神は毒蛇を憎みその危害から人々を守る神として知られている。
今から三百七十七年前慶長六年八月のある晩この村の郷士寺島弥兵吉長は家から南西約三百メートルの林の中から出ているあやしい光を見つけた。不思議に思いながらそのまま寝たが、あくる晩もまた次の晩もその光が見えるのであった。不審に思った吉長はその正体を見届けようと家来を連れて林にわけ入った。あやしい光は林の中程にある大きな石から出ており、その石は方一丈余(約三メートル四方、高さ三尺約一メートル)ちょうど伏したような形のもので地面に埋まっている部分はどれくらいあるか想像もつかない大石であった。吉長はおそれ多く思いここに社を建て村の産土神としてまつることにした。
神社入り口と社額
参道途中の狛犬。拡大写真はこちら。
(弘化3年(1846)5月吉日建立)
鳥居
参道奥の狛犬。拡大写真はこちら。
(明治38年(1905)8月建立)
〆柱と拝殿
拝殿前の狛犬。体型が違うが兄弟か。拡大写真はこちら。
(安政3年(1856)12月建立)
向拝下の狛犬と木鼻の龍
本殿
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鶴亀の由来
寺島家では鬼門には鬼門荒神を祀り裏鬼門には庭園に鶴亀を安置していた。鬼門荒神は寺島家の安泰を守り、鶴亀は長寿を祈念したのである。其後立派な鶴亀は他の家の前に置かれていたが、第十四代政吉氏は伏石神社へ寄進を申し出た。氏子は鶴亀石を受けることとなった。時恰も昭和二年二月吉日であった。亀は神社境内に安置した。鶴は寒川忠五郎氏の顕彰碑の柱石とした。
この度寺島和周先生のご芳志に預かり使途について總代協議の結果鶴石を亀石と並置してはとの結論に達し忠五郎氏の孫清氏の快諾を得て、亀の横へ移すこととなり奇しくも五十五年ぶりに鶴亀は再会することとなった。
忠魂祠
ここより200m程東にある御旅所