春日神社

高松市春日町 (平成21年3月28日)

東経134度5分34.6秒、北緯34度19分19.07秒に鎮座。

この神社は、JR高徳線木太町駅の南東1km程の辺り、新川と春日川に挟まれて鎮座しております。

春日神社の御祭神は、天児屋根命であり、御神体には昔から伝承する宝■姫の御鏡が、秘蔵されている。
「記紀」によれば、天児屋根命は天孫降臨に随伴する神で祭祀を司どるといわれている。天児屋根命の子孫である中臣宮處連静子命は「宮處里は汝の遠き祖先天児屋根命が誉め愛で師し地である」という応神天皇の詔により讃岐国県主に任命されこの地に移り住んだ。
 以後中臣宮處氏は、その職を世襲し天児屋根命を祀り栄え、中臣宮處朝臣は、昔新嘗祭をしたと伝えられる海岸の松原に社殿を造営し氏神大明神とした。
 弥生時代より定着した我等の先祖は、あすか川(春日川)久米川(新川)流域に分かれて農耕に励み繁栄してきた。その後、中臣宮處本家郡長家の許しを得て、里ごとに社を建て天児屋根大神を分祀した。これらは旧山田郡、三木郡に七社現存する。
 室町、戦国、江戸、明治の世を春日の氏子は大神を尊信し、広い松原をもつ春日神社を維持してきた。
 このたび我等氏子は、先祖が守ってきた由緒ある春日神社の本殿等の改築、境内の改修を行い、子々孫々にこの志を伝えるべく碑を建て記念とする。
境内由緒書より。原文はこちら。

神社全景

春日神社ですから、神門にも鹿。

神門後ろの狛犬。拡大写真はこちら。

(明治17年(1884)8月26日建立)

境内

境内中程で参拝者を睨んでいます。拡大写真はこちら。

(嘉永6年(1853)9月吉日建立)

拝殿

本殿

宝田神社

不明の末社 地神社(社日)

春日神社再建の碑

当春日神社は今の地海岸松原に氏神社として社殿を建造し約壱千有余年を経る。
従来の社殿は天保二年の造営で老朽がひどく氏子等の発願により昭和五十五年二月その改築工事が着手され同時に御宝庫宝田社の改築、周囲の堀及び境内の改修を行い同年九月完成した。
総工費は九千八百萬円を要しその全てを春日地区氏子の寄進によった。