平石井神社

平石井神社由緒碑
讃岐國寒川郡今里東脇に鎮座す。村社平石井神社は畏くも應神天皇・神功皇后・玉依姫の三神に坐して其源を尋ぬるに、今より四百年前後柏原天皇永正五年(1510)同郡石清尾八幡神を爰に勧請せるにて其頃まで■■村民石清尾氏子なりしが祭禮に座の争出■に因り佐藤五郎左衛門といふ者石清尾八幡神帰参■社頭の松一本を伐帰りここ乃平石の上に砂を盛り其松を立て神教を乞申しわれは石上に根刺して生立けり宮人之を■して新に勧請の事許されぬ之を以平石八幡と申す又松根常に潤を含むを祝ひ井乃字を加へ平石井八幡とは申すなり生駒讃岐守社地社領を寄附せられ又明治三十五年に嘗て之境外上地國有林たりし■九■余を境内編入地願済となりぬ右勧請の由緒中頃殆ど聞えず成りこの近頃古記の出しに極り如何石に刻みて後世に傳ふるなり
明治四十年三月 縣社石清尾八幡神社社司赤松玄吉謹■