香川県

 香川県は、北は瀬戸内海をはさんで、瀬戸大橋で岡山県と結ばれ、東と南は徳島県に、西は愛媛県に接する、全国47都道府県中1番小さい面積の県です。四季を通じて気候が温和で、明るい瀬戸内海気候に恵まれていますが、雨量、河川の流水量ともに少なく、干ばつに備えて県内各地に14,000を超える溜池がつくられ点在しています。
 古くは日本書紀では「讃吉」、続日本書紀では「紗抜」、播磨風土記では「讃芸」、正倉院文書では「讃岐」と表記されていますが、「讃岐」が一般的で、「讃」はホメルということ「岐」は山の姿であるところから、「讃岐」とはその美しい風土をたたえてつけた名である、また、「狭貫」「佐貫」などとも書き、朝廷へ「調」として矛竿を納めたことから、「竿調(さおつき)国」と称したことにちなむ、東西に細長い地形から 「狭貫」と書いたともいわれる など、諸説有るようです。
 現県名の「香川」の由来は、「香の川」からきているといわれており、天平7年(735)の「和名抄」に出てくるのが最初で、むかし、香川の奥山に、樺川(樺河)というところがあり、その地に「樺の古木」があって、 ここに流れる川の水に香りをうつして流れたことから、「香川(現 香東川)」になったと「全讃史」に書かれています。
 現在も香川県の中心は高松市ですが、江戸時代には親藩である松平家が高松を治めていたため、明治4年の廃藩置県の際「讃岐国」から「香川県」と変えられてしまいました。そして明治6年には名東県(いまの徳島県)に吸収されてしまいます。けれど県民は納得せず、明治8年、再び「香川県」として独立します。しかし、明治政府は嫌がらせの様に、翌明治9年、今度は香川県を愛媛県に吸収してしまいます。けれどまたもや香川県人は独立運動を起こし、その12年後、明治21年に今につながる「香川県」が誕生しました。

 県の花 オリーブ
 県の木 オリーブ
 県の鳥 ホトトギス
 県の獣 シカ
 県の魚 ハマチ
(香川県庁HP参照)

金刀比羅宮拝殿