梅宮八幡神社

坂出市王越町乃生乙1780(平成21年3月29日)

東経133度54分46.62秒、北緯34度22分30.12秒に鎮座。

 この神社は王越山の北山麓・宮ノ鼻の突端に鎮座しています。16号線から漁港に向かい宮ノ鼻の突端にある梅宮八幡宮への細く急な道を上がると、鞍部に、御旅所を経て王越山への登山道へ続く道と、八幡宮への分岐があり、すぐ右に駐車場が整備されています。
 参道入口の鳥居の額には「梅」の偏と旁が分かれて書かれています。その鳥居を潜り緩やかな坂を上がっていくと随神門があり、随神門を入った後も稜線上を参道が続き、石段の参道を経て境内に入ります。境内には大きな拝殿と本殿、末社などが多数祀られ、境内後方からは静かな乃生湾の向こうに岡山県の陸地がすぐ間近に見られます。又、境内前方には、綺麗な円錐形の王越山がその雄大な姿を見せています。
 この社は塩釜神社を探してウロウロしていた時に、網の手入れをしていた漁師さんにお聞きした神社でしたが、入口が非常に分かりづらく、自力で探していたら多分諦めてパスしていた神社です。参拝できて本当に幸せでした。

 御祭神:市杵島姫命、足仲彦命、譽田別命、息長帯姫命、武内宿禰命
 例祭日:10月第一土・日曜日
 由緒:社伝によれば、神功皇后が三韓征伐の折、備前牛窓の海中にて牛鬼を討ち王越村木澤に上陸、王越山を越えて宮山に上られました。王越の名はこれに由来しています。その時、宮山の地で天神地祇に安胎平戎を祈願され、征韓が終ると無事皇子が御誕生されました。後、宮山山上の白雲の中に八幡大神が示現されたのを以てその地に祠を建て、社を白雲梅宮八幡宮と称しました。梅宮の梅は「産」に通ずる事から「産宮」を「梅宮」としたと伝えられています。
(県神社誌より)

参道入口の一の鳥居 鳥居に架かる額
「木毎宮八幡宮」
御旅所 参道の様子
随神門
随神門を入った後の参道の様子
石段参道
石段参道途中にいる天保9年生まれの浪速狛犬
天を仰いで咆吼する厳めしい狛犬です。羽のような脇毛や尾の渦が派手目です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(天保9年(1838)6月吉日建立)
境内入口
拝殿
拝殿屋根上にいる瓦材狛犬
鬣が角のように見え、阿吽でかなり造りが違う狛犬です。
向拝下彫刻・唐獅子牡丹
拝殿木鼻・狛犬と象
本殿
末社 末社と碑
末社 境内社
末社群
境内裏、宮ノ鼻から見える乃生湾
拝殿前から見える王越山(標高236m)と中央山裾の御旅所
王越山(標高236m)山裾の御旅所
御旅所境内から見る、梅宮八幡神社全景