青海神社

坂出市青海町759(平成21年3月29日)

東経133度55分38.58秒、北緯34度20分11.72秒に鎮座。

 この神社は高松坂出有料道路を西に向かい五色台トンネルを出て1.3kmで左側に大きな鳥居があります。ここが参道の始まりでここから約200m先に神社の入口があります。神社入口の右側には西行法師の道・崇徳天皇白峰の陵入口があり、最近整備されたようです。参道や境内には桜の花が満開で、とても綺麗でした。
 神社入口の社号標には「青海神社」「煙の宮」とあり、この社の創立の由来を感じさせます。境内は崇徳天皇のおどろおどろしいイメージとはほど遠く、明るく整然と整えられ、少し拍子抜けの感がありました。(勝手な想像をしていて申し訳ありませんでした。)

 御祭神:顕仁命(崇徳天皇)、藤原璋子命(侍賢門院)
 境内社:白木神社(思比女神、大山祇神、岐神、水波女神)、傳徳神社(大己貴神)、八幡神社(応神天皇)、築留神社(大己貴神、少彦明神)、伊勢神社(天照大神)
 由緒:保元の乱後、崇徳天皇は当国に遷幸され、長寛2年(1164)8月26日府中村鼓ヶ岡で崩御されました。同年9月18日戌の刻玉躰を白峰山で荼毘に付した時、当地(現社地)にまで紫煙が棚引き、その紫煙が降りて文字になり、消失した後に一霊の玉が残りました。これを見た春日神社祠官・冨家安明は宮殿を造宮し、天皇の霊を奉斎したといいます。これより崇徳天皇煙の宮とも又文字とも称するようになりました。
 以来、里人は氏神として崇敬し、霊玉は今も殿内に奉蔵されています。
 延宝5年(1677)の棟札が現存し、明治5年村社に列せらました。明治40年10月24日には神饌幣帛料供進神社に指定されています。

「保元(白峯)伝承のあらまし」はこちらで

高松坂出有料道路からの参道入口
参道の様子 ここから参道は左に曲がります。
社頭 社号標
「青海神社」「煙の宮」
参道途中の二の鳥居
境内の様子
拝殿
拝殿内の様子
本殿
境内社:左から
伊勢神社、築留神社、八幡神社、
傳徳神社、白木神社
境内社
末社
西行法師の道・崇徳天皇白峰の陵入口
神社参道に咲く枝垂れ桜