鳩八幡神社

三豊市豊中町岡本580(平成21年3月30日)

東経133度40分51.32秒、北緯34度8分41.51秒に鎮座。

 この神社はJR予讃線・本山駅の西約1kmに鎮座しています。始め、境内より凡そ200m手前にお旅所や鳥居があるのに気がつきましたが、帰りに寄ることにしてまずは神社を目指しました。緩やかな坂道を上がっていくと神社入口には二の鳥居が建ち、広い参道の途中には備前焼の狛犬が護る天満宮が祀られています。境内の入口には神門が建ち、広い境内の中央に拝殿・本殿が建立されていますが、どの建物もとても綺麗で大層立派な物ばかりで、最近整備された感じがします。又、社殿後ろには沢山の末社が祀られています。
 又、淡路島が玉ねぎの一大産地だとは思っていましたが、境内に「採種玉ねぎ」の案内板があり、この辺りが採種玉ねぎの一大産地で全国の約7割を生産している…と書かれていたのには驚きました。

 御祭神:誉田別命、息長帯比賣命、玉依比賣命
 例祭日:10月第二土・日曜日
 境内社:天満宮、祖霊社、稲荷神社、龍王宮等
 由緒:創祀年代は不詳ですが、嘉禎年間(1235〜1238)には既に鎮座していたと伝わります。
 古代当地は石清水八幡の社領地で、その社領地に京都九条家の信仰が篤い石清水八幡大神を迎えて奉齋したといいます
 また、当社は、丸亀藩主京極家の信仰をも受け、社地一町二段を國印朱として寄付されました。
 本山郷(岡本、寺家、本大)の総氏神で春秋の祭祀は三ヶ村の輪番で執行し、社殿の改築も亦、三ヶ村氏子の負担であったといいます。
 ところが明治維新の際、寺家は高良神社を、本大は五柱神社を産土神と定めて氏子より分離してしまいました。

参道入口に建つ一の鳥居
社号標 神社入口の二の鳥居
参道途中右側に祀られる境内社:天満宮
天満宮を護る昭和15年生まれの備前焼狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(紀元2600年 昭和15年(1940)建立)
参道の様子
境内入口
境内入口の神門
拝殿
本殿
社殿全景
境内社:祖霊社、稲荷神社
末社群
末社 境内社:龍王宮
裏参道入口に建つ鳥居
裏参道入口を護る大正5年生まれの備前焼狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正5年(1916)10月建立)

境内より凡そ200m手前にあるお旅所
お旅所を護る昭和28年生まれの備前焼狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和28年(1953)10月建立)