白鬚神社

綾歌郡綾川町枌所西926(平成21年3月31日)

東経133度58分58.51秒、北緯34度10分16.21秒に鎮座。

 この神社は39号線に沿うように流れる綾川に架かる新名橋のそばに鎮座しています。社前に綾川が流れ、鬱蒼とした森が覆い隠すように影を造っている境内は昼尚暗く、原始の社を彷彿とさせる雰囲気を持った神社です。どの地図にも「鬚」の字が「髟と須」に分けられて書かれていたので、「何という社名なのかしら?」と思いながらの参拝でしたが、「白鬚神社」でした。

 御祭神:須佐之男命、合祀祭神:大山祗命
 由緒:社伝によれば、天正年間(1573〜1586)神餘弾正が戦に敗れ、この地・陳ヶ峯に逃れて来ました。その時白鬚の老翁が現れて、弾正を導く様にこの社地まで連れて来て、忽然と消えました。弾正はこの地に社殿を造営して奉齋し、自分も又、この地に居住したと云うことです。
(県神社誌より)

社頭
入口の明神鳥居 鳥居に架かる額
鳥居の後ろに隠れるようにいる昭和11年生まれの狛犬
未だ若い割には苔を付けたりして、白鬚の名に恥じないような老成した感じの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和11年(1936)10月24日建立)
参道・境内の様子
拝殿
拝殿の目貫彫刻は社額替わりに社名が入っています。
本殿
拝殿前から見た境内の様子
境内右側を流れる綾川支流
川底は岩盤で緩い滑滝状態になっています。