遠野郷八幡宮

遠野市松崎町白岩(平成17年7月30日)

 この神社は遠野市の南東約3.4km国道340号線に面して鎮座しています。今でも流鏑馬の神事が行えるくらい広大な社地を持つ、遠野を代表する神社です。
 遠野八幡宮のHPによると八幡宮の由緒は詳らかではないが、文治5年(1189)平泉の藤原氏追討に従軍として功があり、源頼朝から遠野郷を賜った阿曽沼広綱が宇夫方広房を代官として送り、松崎村駒木に「舘」を築いて氏神である八幡神をまつって遠野郷を統治し、その後阿曽沼親綱が横田城を築き、城の鬼門である、東北の方角にある宮代に八幡宮を勧請して崇敬したのが始まりとされる。寛永4年南部直栄が八戸から転封し、八幡宮は古来より源氏の氏神であったので南部家も厚く崇敬し、更に直栄は寛文元年現在地に遷宮した。昭和25年八幡神社を「遠野郷八幡宮」と改称。御祭神は、誉田別尊 (文武の別なく衆生を導済する、護国利長の本産に坐す神なり。遠野物語110話に、殊に火伏に霊験在りと伝わる)、大国主神( 出雲大社の分霊。福神。縁結、商売繁盛、家運隆盛及夫婦和合等主る)、事代主神 (恵比須の神。海上安全、大漁の守護神)、少彦名神( 医薬業を広めた薬師の神。病気平癒の祈願を叶える)、御年神 (五穀の守護神)とあります。

(作者・沼田三次郎  昭和4年9月15日建立)

神社表参道入り口と一の明神鳥居

二の両部鳥居

長い長〜い参道の始まりです

流鏑馬の行われる馬場

参道は未だ続きます

境内への最後の階段

拝殿前、昭和4年制作の陶器製の狛犬。
遠野の他の陶器狛犬より頭が大きく若々しい感じがします。

ご神木

境内奥の様子

立派な拝殿

荘厳な本殿

境内社・稲荷社

神輿殿

境内社・稲荷社の小さな玉乗り狛犬

境内社・稲荷社のお狐様

境内社・十二支守護神社

旧拝殿

四阿の屋根にいた波乗りウサギ

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