多賀神社

遠野市遠野町第5地割(平成17年7月30日)

この神社は遠野駅の南約500m、鍋倉城跡のある鍋倉公園の北西麓に鎮座しています。天正2年(1574)に鍋倉城の鎮守として勧請されたといわれており、御祭神は伊邪那岐神、伊邪那美神の2柱です。今では市の中心地に近いこの地にも遠野物語に出てくる狐の逸話が残されています。それによると、ここの狐は市で魚を買って帰る人をだまして、魚を巻き上げていたそうです。入り口辺りはそんな雰囲気は微塵も見られなくなりましたが、城山の中腹にある境内では未だ鬱蒼とした古木の元、物の怪の気配が感じられるような雰囲気の残る神社でした。

神社入り口

境内入り口の階段

色鮮やかな拝殿

本殿

境内社・稲荷社