母也(ぼなり)明神

遠野市松崎町松崎矢崎(平成17年7月30日)

この神社は遠野駅の北5Kmほどの猿ヶ石川の西の丘の中腹に鎮座しています。神社入口(といえないくらいの獣道のような山道です)は、道路から少し入った場所で、最初、見落としてしまい傍の林道に入ってしまい、間違いに気づいたときには時すでに遅し。全部バックで戻るのは大変と思ったのが運の尽き、車の反転に失敗し、大変な目に遭いました。それでも何とか脱出に成功し、案内板のある場所に戻ったのは良いのですが、今度は棘草に手足を傷つけながらの参道?歩き。一生の記憶に残る参拝となりました。案内板によると、ここには哀しい物語が伝えられています。昔々、この地に母也堂という小さな祀があり、そこの巫女が婿のことが気に入らず、策略にはめて氾濫の絶えなかった淵の人柱にすることになりましたが、娘は人柱は「男蝶・女蝶」一対でなければならないと主張して、婿と一緒に白装束で馬に乗り、淵に沈んでしまいました。その後、淵は氾濫することがなくなりましたが、愛する娘まで亡くした巫女は、自らも淵に身を投げて死んでしまったというお話しです。

このロープを張ってある
後ろが参道入り口です

森の中の参道

だんだん草丈ものびてきました

境内?入り口

白木鳥居と社殿

本殿