紫波郡矢巾町高田中里(平成17年7月25日)
この神社は国道4号線高田交差点近くでこの国道に面して鎮座していますが、地図に記載は有りません。稲荷神社の幟旗や赤い鳥居はありますが社地も広く、社殿も落ち着いた感じで余り稲荷色を感じませんでした。由緒によると創建は不詳で、御祭神は宇迦之御魂命ですが、元々の地主神は熊野神。略縁によれば前九年の役の頃、源頼義が蝦夷征伐の戦場跡だったこの地に鎮守のために熊野社を勧請したのが始まりで、元亀3年頃白狐を信仰した高田氏に始まり、周辺住民にも稲荷信仰が広がり藩主、幕府巡検使が奉拝する程になったようです。詳しくは下記写真でどうぞ。
(昭和18年9月10日建立)
神社入り口
境内の様子
阿は玉取、吽は子取りのしょうわ狛犬
拝殿
本殿
本殿の非常に美形の木鼻狛犬
神楽殿