新山(にいやま)神社
奥州市江刺稲瀬広岡98 (平成22年8月20日)
東経141度9分54.1秒、北緯39度12分46.6秒に鎮座。
この神社は稲瀬小学校の東約400mに鎮座しています。456号線沿いに入口があり、大きな森の中を通って石段の参道が境内まで続いています。石段参道はかなりきつい傾斜ですが、途中には弁財天が祀られ、狛犬もいていつの間にか境内に着いていました。
境内正面には入母屋造りの拝殿、妻入りの本殿が建立され、社殿碑狩りには大日如来堂、伊勢太神宮等の境内社が祀られています。静かな境内で、周囲を取り囲むような杉主体の鎮守の杜が、清々しさを助長していました。
御祭神:瀬織津姫命
祭礼日:4月9日
境内社:伊勢太神宮等
由緒:9世紀の初めに設けられた江刺郡内を東街道という官道が通り、その道伝いに仏教文化も発達した。
北方約5kmにある極楽寺が天安元年(857)準官寺に指定され、当社の創建はその仏教文化圏における古代寺院の一寺と考えられる。
修験日曜山大聖院礒元法印が聖観音を祀り広く郷内の信仰を集めた。
安永2年の倉澤村風土記には鎮守峰崎新山権現社とみえる。
岩手県指定有形文化財
金銅聖観音坐像懸仏(平安後期〜鎌倉前期)
(「岩手県の神社」より)
大日如来 |
山神社 |
|
|
馬力神 |
庚申塔 |
|
|
庚申塔 |
新山権現 |
|
|
石段参道の様子 |
|
石段参道途中に祀られる弁財天 |
|
|
弁財天上の石段参道 |
|
石段参道途中にいる建立年代不明の狛犬
鬣が短く、後ろ足がカエルのような感じで前足と一体となっており、台座も低く、他の県では完全に1700年代の狛犬といえますが、ここ岩手では年代の推定は非常に難しく、年代の明記された類似の狛犬が見つからない限り何時頃の作かは分かりません。顔の感じは結構犬ですね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで |
|
|
境内入り口 |
|
境内の様子 |
|
拝殿 |
拝殿に掛かる額
「新山権現」 |
|
|
本殿 |
|
伊勢太神宮 |
末社 |
|
|
ご神木 |
|
|
鎮守の森の様子 |
|