熊野神社

奥州市前沢区古城字幅90(平成22年8月21日)

東経141度8分14.25秒、北緯39度5分17.26秒に鎮座。

 この神社は陸中折居駅の南西約700mに鎮座しています。
 4号線西に参道入口があり、木製明神鳥居や社号標、石碑などが奉納されています。参道はいったん一般道を横切り、大きな杉の森の端に鳥居と参道が造られています。尚も40m程西に行くと三の明神鳥居が立ち、ここからは真西に一直線の参道が大きな森の中を境内へと続いています。10段ほどの石段を上がると境内で、参道脇には珍しい石製五重塔が建っています。拝殿前には大正4年生まれのスフィンクスの様な狛犬がおり、背後の石段上の本殿は囲われていて詳細は拝見できませんでした。社殿右側には別宮・山神神社や地蔵堂、沢山の石祠、石碑が点在しています。

 御祭神:伊邪那岐命・菊理姫命・天照大神
 祭礼日熊野神社
春の例大祭・旧4月9日、秋の例大祭・9月9日、元旦祭・1月1日、どんど祭・1月12日、春祈祷祭・2月上旬、夏越祭・6月30日、新嘗祭・11月下旬、大祓四季・12月下旬、月次祭・毎月9日
山神神社
春の例大祭・旧3月12日、秋の例大祭・旧9月12日、月次祭・毎月12日
延命地蔵祭・旧11月吉日
 由緒: 熊野神社は伊邪那岐命・菊理姫命・天照大神の三柱を御祭神としている。桓武天皇の延暦20年(801)に征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、将軍が崇拝していた熊野那智大社(日本一の炊きがある所)より分霊を勧請し国土安穏を祈願し祀ったお社であります。特に延命長寿金運などの神としての御神徳があり県内外からの参拝が跡を絶たないのであります。
 また別宮山神神社は木花咲耶姫命を御祭神としている。起源については熊野神社鎮祭以前から御鎮座されたお社であり、とくに安産の守護神としての御神徳があります。
 現在の御社殿は両社とも大正10年4月以降に再建されたのであります。
(境内案内「古城熊野神社縁起」より転記しましたが、木の葉などで読めない部分があり途中略した箇所があります。)

御祭神 天照大神、伊邪那岐命、白山姫命
例祭日 9月第1土曜日
由緒 特記事項
 創立は延暦二十年(801)。封内風土記十九「熊野権現社、不詳何時勧請」
 社伝によれば、当社は紀州牟婁郡大座なる熊野神社(名神大)奉斎せる神社にして、人皇五十代桓武天皇の御代、延暦二十年(801)坂上田村麻呂征夷大将軍を拝し、東夷征伐の勅命を蒙り下向あり、奥州逆徒を平定し給いて国土平穏を祈り、奥州国土の基礎を鞏固にして給う本志を以て常に崇敬し給う。紀州熊野神社を勧請鎮斎し給えりと伝う。中古三度の火災に罹りたるを以て宝器及び記録など存せず。
(「岩手県の神社」より)

「古城熊野神社縁起」拡大写真はこちらで

参道入口
境内はここから約250m程南西にあります。
社号標 参道入口に立つ一の木製明神鳥居
大神宮、出羽三山碑 金華山碑
古峯山碑
参道はいったん自動車道を横切り、深い杉林の中へと入って行きます。
杉林脇に立つ二の台輪鳥居
二の台輪鳥居後ろの参道
境内へと続く参道入口に立つ三の明神鳥居
参道の様子
境内入り口
境内の様子
拝殿前、大正4年生まれの狛犬
阿吽の位置が反対で、顔は優しい叔父さん顔、体は寸胴でややマッチョ、尾は沢山のサザエの上にソフトクリームが乗っているような面白い造りです。エジプトのスフィンクスを思い出しました。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正4年(1915)11月10日建立)
拝殿
拝殿目抜き彫刻・牡丹
拝殿木鼻・狛犬
本殿
別宮・山神神社
木花咲耶姫命を御祭神としている。起源については熊野神社鎮祭以前から御鎮座されたお社であり、とくに安産の守護神としての御神徳があります。
末社 末社
金剛山 延命地蔵像
天雷神碑他 石碑
五重塔 参道脇に逆さに置かれた甕と幣