石手堰(いわてい)神社

奥州市水沢黒石町小島1 (平成22年8月21日)

東経141度11分42.31秒、北緯39度5分56.71秒に鎮座。

この神社は県道14号が大明神沼に沿って東に大きくカーブしている所に鎮座しています。
入口には綺麗な両部鳥居と社号標が立ち、暗い森の中を進むと右手に二の鳥居が建立され、直登の石段が境内へと続いています。境内入り口には熊のような立派な体格をした個性的な狛犬がいて、登りの辛さを忘れさせてくれました。
境内は掃除も行き届き綺麗にされていますが比較的狭く、拝殿、本殿が建立されているのみ。拝殿内に御神輿が置かれ、境内社は下の境内に祀られていました。

御祭神:天忍穂耳命
祭礼日:4月19日
境内社:一社
由緒:景行天皇四〇庚戌年 創立。国史所載社(日本三代実録 貞観4年(862)神階正六位上)。延喜式内社。
奥州鳥海山に大物忌神を創立して奥州一宮と称し、当地に石手堰神社を奉遷して二宮と称す。二宮明神・黒石明神と称えられる。
明治6年(1873)5月、黒石村村社列格。
(「岩手県の神社」より)

神社遠景
社頭
入口に立つ両部鳥居社号標
「式内石手堰神社」
参道の様子
ご神木・大銀杏
二の明神鳥居
境内社 二の鳥居脇に立つ社号標
「式内石手堰神社」
境内へと続く直登の石段
境内入り口
境内入り口にいる建立年代不明の狛犬
阿吽共に頭上に小さな突起が付いています。阿は額の上に、吽は頭頂部に付いているので、それぞれ角と宝珠をイメージして造られたのでしょうか?阿は垂れ耳、鬣、尾は縦ロールの先に渦、吽は耳を立てストレートの尾を付けています。熊のようなたくましい体に大きく丸い目、小鼻が座った横広がりの鼻、何とも愛嬌のある顔つきの、個性的な狛犬です。良いですね〜。
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拝殿
拝殿内の様子
本殿
拝殿前から境内入り口を振り返る