川島神社

奥州市江刺愛宕川島307 (平成26年8月23日)

東経141度10分28.70秒、北緯39度09分00.57秒に鎮座。

この神社は、東北新幹線・水沢江刺駅の北西2.5km程の辺り、北上川の東側すぐに鎮座しております。

御祭神 稲倉魂命

由緒
創建は大同年間(806〜809)であり、文化11年(1814)7月川島正一位稲荷大明神の神号を授与され、明治6年(1873)愛宕村村社に格付けされた。一説によると大洪水の折、和賀鬼柳地方より当地に流れ着き祀られたとの事である。北上川辺に古明神として石碑があり、参詣していたが、堤防工事の土取場となり現在は川床で何も残っていない。度重なる水害等により、記録も物品も残り少ない。古い物では嘉永4年(1851)6月の銘のある太鼓と文化13年(1816)、当地高橋氏奉納の麻布製の幡一対残っているが、どの家か不明である。
現在の社殿は明治18年(1885)に新築され、昭和34年(1961)に屋根を茅葺からトタン葺きに葺き替えている。この屋根の工法の扇垂木は宮大工の工法で江刺の堂宮ではまれに見る工法である。本殿の方は昭和44年(1969)の新築であり、境内には金灯籠や供養塔等金属製の構造物がたくさんあったが、昭和18年(1943)、先の大戦のため供出させられ残っていない。
延暦8年(789)、阿弖流為(アテルイ)の率いる蝦夷軍が朝廷軍と戦った巣伏の合戦の戦場とも伝えられている。
境内由緒書き より。

参道入口

参道

参道途中の狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

拝殿

本殿


石碑