磐神社

奥州市衣川石神99 (平成26年8月22日)

東経141度03分22.82秒、北緯39度02分17.77秒に鎮座。

この神社は、安倍館趾の北北東400m程の辺り、水田の中杜に囲まれた長閑な風景の中に鎮座しております。

御祭神 不詳(傳云祭神、伊邪那伎命)

由緒
詳細不明なるも
一、延喜式巻十、神祇十、神名式下  陸奥国一百座の内胆沢郡七座 磐神社
一、御神体は石にして、高さ一丈二尺、長さ四間半、横四間なる。郷人この石を「陰陽石」とも「雌雄石」ともいい尊崇す。
岩手県神道青年会公式サイト より。

延喜式内奥州一百社の内で胆沢七社の一とされ、古代より崇敬された神である。この神社は男石大明神とも称し、松山寺境内の女石神社と合せた陰陽の二神で日本武尊、稲葉姫命をまつるとされ、二社に分れるが当社が本社となっている。ご神体は東西10.2m、南北8.8m、高さ4.2mの自然石で古来社殿は設けないならわしであったが、明治4年(1871)には上衣川村の村社となり、明治30年(1897)頃、近郷の氏子の強い要望による寄付金で拝殿が建築された。
なお、当社のすぐ右前方には安倍館があり、安倍氏は当社を守護神(荒覇吐神)として尊崇し、磐井以南に威を振う拠点をこの地に形成したと伝えられる。
境内由緒書き より。

神社遠景

神社入口

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

御神体

御神体上の石祠


石碑等