桜山神社

盛岡市丸内(平成17年7月24日)

この神社は盛岡駅の東約1.2km、盛岡城址に隣接して鎮座しています。御祭神は初代南部光行公、二十六代南部信直公、二十七代南部利直公、三十六代南部利敬公の四柱です。創建は、盛岡藩第三十三代利視公の寛延2年(1749)9月、第二十六代の藩主信直公の御神霊を勧請し、「淡路丸大明神」と尊称したことに始まります。 のち文化9年(1812)8月、藩主利敬公は社殿を再建し、このとき社号を櫻山神社と改めました。次いで文化15年(1818)4月、藩祖光行公の尊霊を合祀し、更にくだって大正元年(1912)9月には、第二十七代利直公、三十六代代利敬公の二柱を合祀しました。明治33年(1900)現在地に遷座し、以後「櫻山さん」と愛称され今日に至っています。(桜山神社の「しおり」より)
ここは盛岡の中心地にありながら元盛岡城址・現岩手公園に隣接し鎮座するため、静かで緑の濃い一角となっています。今まで藩主を祀る神社を何社か見てきましたが、領民安堵と書いてある幟旗は始めてみました。又ここには石像狛犬が2対、神殿狛犬が1対居ましたが、それぞれがいい彫りをしていて、特に拝殿前の大正2年制作の狛犬は美人さんでした。

(阿・旧藩御雇鳶元1番組 吽・旧藩御雇鳶元2番組  昭和12年5月25日建立)

(大正2年8月建立)

境内と200m弱離れた一の靖国鳥居

商店街に入る入り口の二の靖国鳥居

参道の様子

やっと神社入り口です

流石元鳶の奉納した狛犬です。いい面構えをしています。

境内上段、拝殿前の様子

拝殿

拝殿内の様子

たおやかで上品で美形の、非常に造りのいい狛犬です。
今回見てきた岩手の狛犬の中では群を抜いて秀作でした。

大きな流れ造りの本殿、正面と側面から

相の間の神殿狛犬。
良い造りですがガラス越しなのでとっても写りが悪いです。

境内右手の南部稲荷社への階段登り口

南部稲荷社境内の様子

稲荷社の社殿

南部藩盛岡の「お守り岩」烏帽子岩

本殿前には鶴の彫刻が

戊辰戦役殉難者慰霊碑

御輿倉

こんなに鮮やかな
御神輿は初めてです

狛犬の拡大写真はこちらで