長洞(ながほら)神社

盛岡市簗川中村(平成17年7月25日)

この神社は盛岡市から国道106号線で東に向かい、簗川郵便局横からこの国道を潜るように簗川へ下り、旧宮古街道を川沿いに進むと左手に鎮座しています。地図には山洞神社とあり、誤植のようです。ここには長洞神社の古碑と呼ばれるものが三基あリます。右端の「山上作太夫」は南部藩第29代重信の時代に、藩のお抱え力士となった「山の上」という名力士の碑で、藩主の怒りを買い処刑され、「今後、南部領からは大関を出さない」と呪いの言葉を残して死んだという、曰く付きの人をお祀りしています。中央が梵語の古碑で種子塔と呼ばれて盛岡市内に4基あります。上部に大日如来を示すバンの梵字、下に「本不生を証せる如来に帰命し奉る。大誓願」と書いてあるそうです。左は南無阿弥陀佛の碑です。(旧宮古街道探訪の旅より)

神社全景

社殿

社殿に架かった社名の額

長洞神社の古碑、三基