華森神社

宮古市花輪(平成17年7月26日)

宮古市内から国道106号線で西に向かい、閉伊川を花輪橋で渡り、バスの通っている旧道を南に行き花輪中学校の先で細い私道のような道路に入り、坂道を登ると左に神社の階段と両部鳥居が見えます。ここも途中の参道は惨々たるもので、草を踏み分け踏み分け境内下の階段にたどり着きました。階段を上り詰めると「おやっ、居るではないですか。」村山眉毛で顎髭の、のほほ〜んとした子がこちらを向いています。先ほどの鈴ヶ森神社とは異なり、この子はノーマルな江戸タイプ。それも文政生まれのお年寄りでした。ここは花輪生まれの第4代盛岡藩主・南部重信が幼少時代に玩具にして遊んだという権現(鹿子頭)が祀られているほか、重信がつかった産湯井跡や生母お松の墓があり、又毎年花輪鹿子踊が8月15日に演じられています。

(文政6年(1823)3月17日建立)

神社入り口

途中の参道はこんな感じで草茫々

境内への最後の階段

社殿

村山眉毛で顎髭の、のほほ〜んとした江戸狛犬。阿は宝珠付き。

世界最小のお賽銭箱