天照御祖神社

釜石市唐丹町片岸(平成17年7月28日)

あまてらすみおや

この神社は三陸鉄道南リアス線・唐丹駅の南約300m、国道45号線の熊ノ木トンネルに入る直前に駐車所入り口が有ります。ここは物部系の神社で御祭神は布都御魂大神、布留御魂大神、布都斯御魂大神の三柱です。義経北行伝説にも縁があり、境内には「亀井大明神」が祀られており、これは義経の重臣・亀井六郎が一行とはぐれ、山伏姿で天照御祖神社に寄宿したが、ほどなく病に倒れ亡くなってしまった。数カ月後にこの地を訪れた義経が、この訃報を聞き、とめどなく涙を流したというもので、この時亀井六郎が天照御祖神社に奉納したとされる奇石を、神社では社宝として大切に保管しているそうです。又3年に一度開催される「釜石さくらまつり」は、300年前の歴史絵巻そのままに「大名行列」が繰り出される、古式ゆかしい絢爛たるお祭りだそうです。

集落からの表参道

拝殿

仙台 石匠 高橋嘉兵衛の銘があるが建立年代は不明。同石工さんの制作物が大正十一年三月吉日に仙台市・竹駒神社に有るそうなのでこの狛犬もそのあたりかも?

本殿

ここ岩手ではたくさんの剣の奉納を目にしてきましたが、ここの剣は最大で2.5mくらい有るでしょうか。

神楽殿

境内の様子

社務所と駐車場からの参道