大宮神社

岩手郡雫石町西根大宮 (平成27年8月18日)

東経140度56分55.57秒、北緯39度43分55.34秒に鎮座。

この神社は、雫石町役場の北西6km程の辺り、西根大宮の街外れに鎮座しております。

御祭神 大山祇命・坂上田村麻呂公

由緒
大昔、岩手山の賊・大猛丸を討伐すべく軍を進めた田村麻呂将軍は、滴石の地に入り大宮の地まで来たが、岩手山方面は霧がかかって見えず、やむなくこの地に大休止した。将軍は、岩清水の観音様に戦勝を祈願し、戦勝後、この地に滴石の総鎮守として社を建立しようと決心した。数日後、霧が晴れたので、軍を進め賊を退治することができた。その後、田村麻呂将軍は、この地に大きな社を建立したという伝説が残っている。  明治四年(1871)廃社となり、同二十七年(1894)に再建される。瀬川文書に元禄二年(1689)野火により大宮の堂が焼失し、代官望月文平の指揮により、郷中の人夫566人を動員して再建したとある。
藩政時代には、社領として十二石与えられたと伝えられている。
上村文書に「享保十五年(1730)西根村宅地調にも、山伏浄法院180坪の宅地があった」と記されており、現在、常明院、常学院、2基の山伏の墓石が残っている。又、明治初年の神社統合の際に、別当円蔵院がこの社を焼き払ったことも伝えられている。
現在は、葛根田、駒木野、西根谷地の産土神として祭られている。
岩手県神道青年会公式サイト より。

参道入口

鳥居

参道

拝殿

拝殿内部

本殿覆屋


金毘羅山