岩手山神社

岩手郡雫石町長山頭無野 (平成27年8月18日)

東経140度59分15.73秒、北緯39度47分05.43秒に鎮座。

この神社は、雫石スキー場の東5km程の辺り、人里を離れた山中に鎮座しております。

御祭神 宇迦御魂神・大穴牟遅命・日本武尊

由緒
坂上田村麻呂将軍が、岩手山にこもる賊・赤頭の高丸を討伐のため御陣小屋を設けられたところと伝えられ、南部叢書に大同2年(807)田村麻呂創建と記されてある。地方の人たちは、お山の権現様といった。昔から陸奥国総鎮守として旧領主南部公の崇敬が篤かった。
歳代日記に「延宝2年(1674)南部重信公、新山堂を再興す」文政5年(1822)雫石御中惣勧化にて新山堂再興する。別当は雫石の円蔵院山伏で部下9人、藩政時代は絶大の権力者で、慶長8年(1603)10月20日、南部利直公より岩手山西口別当を命ぜられ44石5斗1升を賜っている。
祭日には円蔵院は藩公名代として行列を揃え、新山堂に参詣したという。お山権現様の遙拝所であった。成人男子は精進潔斎して登山し、女子禁山であった。
岩手県神道青年会公式サイト より。

境内由緒書きはこちら。

参道入口

一の鳥居

二の鳥居

三の鳥居

境内

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(安政6年(1859)己未5月吉日建立)

拝殿

本殿覆屋


巌鷲山大権現。岩手山の別名に巌鷲山(がんじゅさん)があるが、本来「いわわしやま」と呼ばれていたものが「岩手」の音読み「がんしゅ」と似ていることから、転訛したものだとも言われる。春、表岩手山には雪解けの形が飛来する鷲の形に見えるため、これが山名の由来になったとも伝えられる。

龍神

巌手山遥拝所。行いの良い人は拝することが出来るようです。

夫婦杉