温泉神社

一関市厳美町滝ノ上331(平成22年8月21日)

東経141度3分15.5秒、北緯38度56分27.72秒に鎮座。

 この神社は国の名勝天然記念物・厳美渓の北側に鎮座しています。
 入り口には社号標と台輪鳥居が立ち、参道右には石碑、左には御神馬舎や境内社が配されています。正面には拝殿・弊殿・本殿が建立され、右手の大きな建物は神楽殿でしょうか?
 又、境内入り口左には推定樹齢約400年剰りの「エドヒガン桜」が大きく枝を伸ばした姿を見せています。

 御祭神:大日霊大神、少名彦大神、日本武尊、三戈大明神
 祭礼日:5月2・3日、10月17日
 境内社:山神社他
 由緒:清和天皇貞観15年(873)6月授出羽国正六位上、温泉神社従五位下
 社地は須川嶽(栗駒山)の絶頂に在り、四時雪消えず、且つ坂路嶮悪にして、常に参拝便ならざるを以て、其麓の里に遥拝の地を里宮と名付けて、茲に五本の玉串を捧げて拝せり。
 明治2年10月20日稲荷神社(五串宿)境内に社殿を置き、温泉神社遥拝所と確定し明治17年(7年か)五月水沢県にて神社改正の際、五串字宿に移し、拝殿を造営し崇め拝れり 。



神社入り口 
社号標と台輪鳥居
参道の様子
境内の様子
拝殿前、建立年代不明の狛犬
阿吽共に頭上に小さな突起があり、かな風化・摩耗が進んでいます。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
弊殿と本殿
境内社:山神社 御神馬舎
古峯山 鳥海山
天照皇大神 石碑
末社 湯殿山、末社
末社、石仏


市指定天然記念物・エドヒガン桜
神社の前は道路を挟んで、国の名勝天然記念物・厳美渓。
厳美渓は、岩手県一関市にある磐井川中流の渓谷。栗駒山を水源とした全長2kmの渓谷で、1927年に国の名勝及び天然記念物に指定されました。厳美渓では「空飛ぶだんご」として知られる郭公だんごが名物で、これは渓谷の休憩所に設けられてあり、ワイヤーロープでつないだ籠に代金を入れ合図の板を叩くと、対岸の店が注文を聞いて、だんごと茶を提供してくれるというものです。こういう素晴らしい景色のなかでいただく「みたらし団子」はとても美味でした。