三島神社

一関市萩荘中大桑213(平成22年8月21日)

東経141度4分3.7秒、北緯38度54分25.89秒に鎮座。

 この神社は457号線沿いに鎮座しています。国道のカーブに接して参道石段が始まり、すぐに「三嶋神社」の額が掛かる台輪鳥居が建立され、鳥居と境内の間には珍しいポーズをとっているはじめ進化形狛犬がいます。
 境内に入るとすぐ正面に入母屋造りの拝殿が建ち、その奥に幣殿、本殿が続いて建立されています。本殿後ろの傾斜地は岩だらけでその大きな岩の一つにお狐様が3体いらっしゃいました。又、石碑の多さにもびっくりさせられます。

 御祭神:大山祇命、保食神、宇迦之御魂神
 祭礼日:4月28日
 由緒:人皇五十代桓武天皇延暦二十年(801)、坂上田村麻呂将軍蝦夷征伐のため東北地方に参向の折、社を建て伊豆の三嶋大社に準じて神号を三嶋神社としてお参りした。
 天承(1131)の頃兵火に罹り殿堂・縁起その他重宝共に焼滅、僅かに石堂のみ残る。
 陸奥出羽押領使藤原清衡の崇敬厚く、その子基衡堂宇を寄進、秀衡祖意を継いで奉幣した。
 田村右京太夫坂上建顕歴代の藩主の崇敬最も厚かった。
(「岩手県の神社」より)

社頭
参道入口
社号標と台輪鳥居
石段参道の様子
石段参道途中脇にいるはじめ進化形
お腹の下が刳り抜かれていない、鬣は線書き、尾は小さめで背に張り付いている…と言う点でははじめ進化形と言えるかもしれませんが、顔は完全に狛犬化している、吽の前足が折りたたまれているなど、はじめといえない面もあり、又、阿吽で全く異なるポーズを取っており、はじめとしてはかなり後期(1700年代後半?)の建立かも?ボリューム感があり、きりっとした中にも愛嬌のある顔つきの可愛い子達ですね。岩手には本当に面白い狛犬が多いです〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
境内入り口
境内の様子
拝殿
拝殿に掛かる額
拝殿木鼻・狛犬
本殿
本殿後ろの傾斜地は岩だらけでその大きな岩の一つにお狐様が3体いらっしゃいました。
天照皇大神 天照皇大神
天照皇大神 天照皇大神
天照皇大神・金毘羅大権現 山神
出羽三山神社・鳥海山神社 秋葉大権現
末社 石碑