八雲神社
花巻市幸田5-70(平成22年8月20日)
東経141度12分11.79秒、北緯39度23分56.48秒に鎮座。
この神社は小山田駅の南東約1kmに鎮座しています。286号線唐踏切を渡るとすぐに社号標が立ち、遠くに大きな森と赤い鳥居が見えます。今はその鳥居からは参道が続いてはおらず、道路沿い50m程南に表参道が造られ二の鳥居が建立されています。
境内は明るく広々として整備が行き届き、社殿の大きさが印象的でした。
御祭神:素戔鳴尊、櫛稲田姫命
祭礼日:旧6月15日
境内社:一社
由緒:平安朝末期、文治年中(1185〜1190)奥州平泉藤原泰衡公の弟泉三郎忠衡公が矢沢百町歩の水田灌漑のためこの地に三つの堤を築造した。三郎提がこれである。完成まで十余年を要したと伝えられるが、この工事の当って日頃崇敬する八雲の大神を、今日元宮と呼ばれる森に勧請、工事の安全と早期完成を祈ったのが、当神社を祀ったはじまりである。
下って享徳3年(1454)3月、盛大なる御遷座の祭儀が執り行われた。現在の境内をより神域に相応しい聖地として大神を鎮め祀ったのである。
記録によるとこの年は大干魃に見舞われ、池底の割れ目から鋤・釜など出土しており、神社の宝物として保存されている。
明治以前は牛頭天王と称し奉り、治山治水・農耕の守護神、また、疫病退散の御霊験あらたかなる神として広い地域にわたり篤い信仰がよせられている。
(「岩手県の神社」より)
「八雲神社由緒」拡大写真はこちらで
参道入口と神社遠景 |
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社号標 |
社頭 |
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一の根巻き鳥居 |
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表参道入口 |
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表参道入口に立つ二の台輪鳥居 |
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社号標「郷社八雲神社」 |
二の鳥居に掛かる額 |
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境内入り口 |
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拝殿前から入口を振り返る |
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裏参道入口 |
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