朝日森神社

花巻市東和町毒沢3区299(平成22年8月20日)

東経141度14分50.68秒、北緯39度20分53.44秒に鎮座。

 この神社は晴山駅の南西約2.2kmに鎮座しています。社頭には赤松が林立し、薄暗い参道を進むと石段の後方が明るく開け、境内となっています。境内の入口には可愛い狛犬。正面の拝殿から社務所らしき建物を経て左手に神楽殿が建立され、そのほかに右の崖下に旧神楽殿らしき建物も建立されています。社殿右側から後方に続く裏参道を行くと両部鳥居が立ち、驚くほど広々とした境内が目の前に広がり、遙か後方に裏参道入口の鳥居が建立されています。

 御祭神:須佐之男命
 祭礼日:旧6月15日
 由緒:古老の伝えに、当神社は往古、宇上南という所に、毒の涌出で村民はその水にて疫病に斃るるもの少なからず、村の者が唱えて毒沢との流言が自然に村名となる。故に村民その害をなげき鎮守府に訴え、府令して曰く「村内正常の地を選び、宝永三年(1706)ここに神社を建立し奉れと云えり」。神威を以て涌水の毒沢が消え去りその害除け、今では疫病に罹る者稀となり。氏子歓喜して崇敬者祭祀せり。また村内に火難も少なくなる。
(「岩手県の神社」より)

社頭
表参道入口に立つ神明鳥居
表参道の様子
表参道の石段
境内入り口
境内の様子(パノラマ合成写真)
境内入り口にいる大正2年生まれの狛犬
表情は穏やかですが、いかにも頑固そうな感じの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(当村石工・平清太郎 大正2年(1913)6月建立)
拝殿
拝殿に掛かる額
拝殿目抜き彫刻・狛犬
拝殿木鼻・龍
拝殿脇障子
弊殿・本殿
新旧の神楽殿?
三光霊社 天照大神
秋葉山
裏参道の様子
裏参道境内入り口に立つ両部鳥居
裏参道から入ると大きな境内が広がっています。余程盛大な例祭が行われるのでしょうか?
裏参道入口に立つ神明鳥居