大澤滝神社

花巻市東和町砂子4-107 (令和5年7月28日)

東経141度16分20.20秒、北緯39度19分57.11秒に鎮座。

この神社は、JR釜石線・晴山駅の南南東3km程の辺り、東和町砂子の街外れに鎮座しております。

御祭神 瀬織津姫命・迦具土命

由緒
康平5年(1062)陸奥守兼鎮守府将軍源頼義が、厨川柵を攻め滅ぼし、俘囚の長兼六郡の郡司安倍頼時の長男安倍貞任を戦死させた。源氏の基盤を固めた前九年の役である。
安倍貞任が、一族の本拠地奥六郡から北の厨川へ、山峡を忍んで駒を進めたであろう、栄華の後の寂しい最後の逃避行となった。
安倍貞任の娘「真砂姫」が父貞任の後を追いこの地大沢の滝川にさしかかった。父の身を案じ、父の身代りとの思いだったのであろうか、この滝川に身を投じてしまった。
後に源頼義の子八幡太郎源義家が「真砂姫」を哀れみ、現在の古滝大明神の地に社を建立して「瀬織津姫命」を勧請、姫の霊を弔ったと伝えられており、地区内外を問わず厚い信仰を集め今日に至っている。
現在の社殿は文政年間(1818〜1829)の建立で二度目の改築と伝えられ、「迦具土命」との合祀となっている。特に縁結びの神様として地域社会の心の結び合いの所縁として親しまれており、毎年9月9日賑やかに例大祭を行っている。 なお、当地「砂子」の地名は「真砂姫」に由来すとの説がある。
境内由緒書き より。

由緒
前九年の役における秘史の生める御社で、源義家公が安倍貞任の娘真砂姫の霊を弔わんとて祠を建立し御鏡を奉献し、瀬織津姫を勧請し祀る。
岩手県神道青年会庁公式サイト より。

境内の北西1km程の辺りに立つ一の鳥居。

神額

二の鳥居

神額

参道

神門

神門内の木造狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

神門内の木造狛犬

??

拝殿

拝殿内部

本殿覆屋


石碑と石祠

真砂姫が身を投じた滝川。

脇参道入口


脇参道入口対面の林葉山鳥居

林葉山

磐座