上好地熊野神社

花巻市石鳥谷町好地12-140 (令和5年7月29日)

東経141度09分43.55秒、北緯39度30分05.50秒に鎮座。

この神社は、JR東北本線・石鳥谷駅の北北東1.7km程の辺り、石鳥谷町好地の街中に鎮座しております。

御祭神 伊弉諾尊・伊弉冉尊

由緒
天正9年(1581)4月8日、紀州国(和歌山県)熊野神社の神官代理であった熊井佐元が、国家安康のため分霊を奉持して全国を巡回の折、当地の菊池佐左エ門宅に宿泊された。
当時、この地には一つの神殿も無かったため、好地村(現・石鳥谷町好地)の照井大学という人が、早池峰山より同山祭祀の分霊として一つの奇石を佐左エ門宅の所有地に運んで安置していた。この時、その石に熊野神社の分霊を一時奉安して部落民に参拝させた。
翌日熊井佐元は北方に向かって出発したが、間もなく奇瑞の祥雲が石上にたなびいて霊験があったため、その旨を佐元に言上して賢覧を願ったところ、これは熊野大神鎮座の瑞祥であるとして即時分霊遷宮の式をあげ、同15日に社殿を建立して奉祭した。そして9月17日を例祭日とした。
元治元年(1864)7月7日夜、同社は火災により焼失したため、村内はもとより他村にも寄付を募って再建し、同9月17日に遷宮して明治維新に及んだ。
明治3年(1870)の社寺改革に際し、同社は好地村鎮守(村社)として取り据えとなり、同年に上好地から好地西裏に遷座になった。
その後、明治17年(1884)8月、旧別当菊池佐左エ門、川村春蔵、菊池松太郎、菊池作右エ門、川村由蔵等が中心となって村内外に寄付を募り、同年に上好地熊野神社が現在地に新築された。・・・・・・
境内由緒書き より。

神社入口

入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

拝殿

拝殿内部

本殿覆屋


石碑