重蔵神社

輪島市河井町 (平成21年5月5日)

東経136度54分33.29秒、北緯37度23分29.46秒に鎮座。

この神社は、輪島市の中心部、輪島港の南側に鎮座しております。249号線に面して入り口があり、境内前は駐車場となっております。

御祭神:天之冬衣命・大国主命

由緒
三十六箇村より寄進築造、同7年6月藩公より白銀2枚賜う。天和3年及び天明2年の両度、社号争論があり、文政8年10月に至って止む。爾来重蔵宮と称せられたが後に重蔵神社と称する。明治5年9月郷社に列し、同33年4月菩薩国宝に指定、修理保存金を下附せられた。同 36年10月基本財産田7町7畝歩余造成。同39年4月(永仁4年建造)国宝建造物に指定、同年12月神饌幣帛料供進神社に指定せらる。同43年4月16 日社殿類焼。同年5月本県下より壱万円、輪島町より5千円再建費の寄進あり。同44年11月本殿竣成。大正元年11月拝殿竣成。大正5年10月宝蔵、摂末社等再建完成。同7年5月境内拡張。同年12月県社に昇格す。同9年8月神輿再興。同10年6月権与二千年祭を執行す。同昇格祭並二千年祭に県知事並前田侯爵・長男爵より祭祀料奉献して代参参向。同13年11月宮内省へ新嘗祭供御米を献ず。昭和3年8月御大礼記念として境内外廓玉垣並に有職塀を建設す。昭和31年社務所(重蔵会舘)建設。同32年更衣所、同42年控所を増築す。
石川県神社庁公式サイトより。

重蔵神社(じゅうぞうじんじゃ)
石川県輪島市河井町に鎮座。祭神は天冬衣命(あめのふゆきぬのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)。本地は十輪地蔵。重蔵(へくら)宮、十蔵権現(ごんげん)、重倉(へくら)明神とも称する。『延喜式』「神名帳」能登国鳳至郡に登載の鳳至比古神社、あるいは辺津比刀iへつひめ)神社にあてられる。中世、石動山(いするぎさん)天平寺の支配下に置かれ、七堂伽藍を備え、多くの社僧がいた。近世に入ると、金沢藩主前田氏の庇護を受け、鳳至一郡の惣社として栄えた。1918年(大正7)県社に列す。宝物に平安時代末期〜鎌倉時代初期の作という木造菩薩面(重文)がある。8月23日の例祭(御採祭(おさいまつり))、3月1日〜7日の如月祭(きさらぎまつり)は有名。能門氏が累代神職家を踏襲している。
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この他にも延喜式内社鳳至比古神社を称する所謂論社は全部で四社あります。一覧はこちら。

神社入り口。ここにあった一の鳥居は能登半島地震で倒壊したようです。

狛犬は無事だったようです。傷も無く元気一杯です。拡大写真はこちら。

(慶応4年(1868)建立)

神社全景

神社入り口の神橋

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(明治15年?(1882)3月吉日建立)

本殿

拝殿と本殿の間に一対の出雲構えが居ます。しかし反対側には入れないので、残念ながら遠景写真しか撮れませんでした。

狛犬の拡大写真はこちらで



(明治28年(1895)8月3日建立)

更に本殿前にも一対居ました。しかしここも垣根に阻まれて、阿は遠景写真のみとなりました。

狛犬の拡大写真はこちらで

西側入り口

西側入り口を守る狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和15年(1940)11月建立)

子安社(縁結び、子育て、安産祈願)

金比羅社(海上安全、交通安全、大漁祈願)

金比羅社を守る出雲構え。拡大写真はこちら。

年代不明

秋葉社(鎮火の神、厄除の神)

白山社(商売繁盛、五穀豊穣)

白山社の木鼻・象

天満宮(学問の神様、受験合格祈願)

稲荷社(商売繁盛、五穀豊穣)

稲荷社の出雲構え、随分とこわもての狛犬です。拡大写真はこちら。

(明治36年(1903)1月吉日建立)

重蔵宮の要石(地震防守の神)