櫟原北代比古神社

輪島市深見町40-60 (平成21年5月5日)

東経136度58分50.7秒、北緯37度24分45.9秒に鎮座。

この神社は、輪島市の東7km程の辺り、249号線を東へ走って行くと左手に鳥居と杜に囲まれた社殿が見えてきます。式内社、能登國鳳至郡・鳳至比古神社の論社の一つですが、遠目にも由緒ある落ち着いた神社に見えます。

御祭神:天照大神・大日本彦槌友尊・湍津姫神・気長足姫命・応神天皇・大物主神・保食神・天児屋根命・健御名方神・菅原道真・天糠戸命

由緒
創立の年代は詳らかではないが、社記によれば承元元年、長谷部信連公造替し、八幡宮、山王宮を新造し、社領36石、御朱印高並びに年米21石ずつ供進した。櫟原北代比古神社六社大明神と尊崇され、近隣十七ヶ村の惣社で、明治39年村社に列格、明治40年4月境内社一社、境外社七社を合併した。なお、社叢は輪島市天然記念物に指定。
石川県神社庁公式サイトより。

櫟原北代比古神社(いちはらきたしろひこじんじゃ)
 この宮は、鷲嶽八幡宮と言われた時期もあり、その後、明和五年(1768)に社号を現在の櫟原北代比古神社にもどした。
 鷲嶽という名前は、往古この所に鳳至比古の神が悪鳥大鷲を退治した時、その羽に八幡の文字があったので、これを勧請した社ともいい、又、この悪鳥の骸を埋めたことから鷲嶽の宮ともいわれ、鷲嶽地区の後方の背嶽が崩壊して、前面の海を埋めて現在の社叢が出来たとも言われている。
境内由緒書より。全文はこちら。

この他にも延喜式内社鳳至比古神社を称する所謂論社は全部で四社あります。一覧はこちら。

社号標と神社遠景

鳥居

境内

境内前の昭和岡崎型狛犬

(昭和18年(1943)9月建立)

拝殿

木鼻の狛犬

本殿覆屋

本殿への石段左右に控える狛犬。拡大写真はこちら。

(明治44年(1911)2月建立)

御神木

境内前の景色