大地主(おおとこぬし)神社

七尾市山王町1-13(平成21年5月4日)

東経136度58分31.81秒、北緯37度2分22.08秒に鎮座。

 この神社は七尾駅の東約1kmに鎮座しています。鍛冶町・府中町・魚町の三台の「でか山」が奉納される春の大祭「青柏祭」で有名な神社で、地元では「山王さん」と親しみをこめて呼ばれているようです。又、七尾市最大の神社で 青柏祭や祇園祭などの七尾市中心部の祭の拠点となっているようです。
 5月4日は例祭「青柏祭」本山の日で、私達が神社に到着したのが16:40、丁度「でか山」の運行が始まったところで、境内は後片付けの真っ最中。郡町角では賑やかなお囃子にのり、辻回しが行われていました。
 神社の入口前は広い駐車場になっており、境内入口の台輪鳥居を潜ると、真っ直ぐに伸びた参道正面に、沢山の彫刻が施された千鳥破風唐破風付き入母屋造りの豪華な拝殿が建ち、神明造りの本殿と繋がっています。又、参道右に登口神社、社殿左に火宮神社・金刀比羅神社、菅原神社などの境内社が祀られています。

 御祭神:大山咋命、素盞嗚命、伊許保止命
 祭礼日:春祭:4月15日、青柏祭:5月14日(現在は5月4日)、祇園祭 東のお涼み(奉燈祭り):7月14日(現在は第二土曜日)、秋祭:10月14日、赤良柏祭:11月15日
 境内社:登口神社、火宮神社・金刀比羅神社、菅原神社
 由緒:養老3年(719)能登国の守護神として当社を勧請す。
 天元5年(982)国司・源順社殿を再建し、始めて4月申日(5月14日)の祭典(青柏祭)を修行す。文明5年(1473)畠山修理大夫義統青柏祭に曳山を奉納す。天正10年(1582)6月前田利家社殿を再建し古格の祭礼を再興す。当社はもと能府地主山王宮と称し、昭和3年大地主神社と改称す。
(「石川県神社庁公式サイト」より)

 「青柏祭」に関しては「青柏祭でか山と大地主神社」畝源三郎のホームページ・青柏祭」に詳しい説明と写真が掲載されています。

社頭
入口の台輪鳥居 社号標
参道途中にいる建立年代不明の出雲丹後狛犬
阿の顔前面がスパッと切られたように割れています。
狛犬の拡大写真はこちらで
千鳥破風唐破風付きの豪華な拝殿
拝殿向拝彫刻・鳳凰、鶴と松
拝殿目貫彫刻・龍
この龍には金網が被されています。昭和の初め、でか山の時期に雨が降り続き祭りが出来ず困っていたところ、これはきっと空でこの龍が暴れているのでは…ということになり、龍に金網を被せ止雨祈願を行ったところ天候は一変して雨が上がり、晴天が続いたとの云われがあるそうです。
拝殿木鼻・狛犬と象
拝殿に架かる額 拝殿内の様子
神明造りの本殿
境内社:登口神社
境内社:火宮神社・金刀比羅神社

境内社:菅原神社
「青柏祭」に奉納された曳山・でか山
5月4日は大地主神社の例祭・「青柏祭」本山の日でした。私達が神社に到着したのが16:40、丁度「でか山」の運行が始まったところで、境内は後片付けの真っ最中。郡町角では賑やかなお囃子にのり、辻回しが行われていました。
「青柏祭」ポスター写真はこちらで  

(「青柏祭」ポスターより)
祭礼の幟旗 幟旗下に取り付けられたサルボボ?