御畠(おばたけ)神社

小松市矢田野町31の65甲65乙番地(平成24年6月3日)

東経136度25分14.35秒、北緯36度20分17.64秒に鎮座。

 この神社は305号線・矢田野南信号の200m程北西に鎮座しています。
 駐車場のある入口は北側にあり、玉垣の左側に社号標、中央部分に鳥居が建立されています。南に向かって真っ直ぐ延びた参道には二基の鳥居が建立され、途中には三猿像や一体だけの狛犬が奉納されています。境内に入ると参道両脇に狛犬、正面にガラスで覆われた唐破風付き入母屋造りの拝殿・弊殿・本殿が建立され、拝殿右側に社務所。その他、変わったところでは「小松市制50周年記念タイムカプセル埋蔵所」が見られます。

 御祭神:菊理媛神、天照皇大神
 祭礼日:不明
 境内社:管原社
 由緒:本社は無格社白山神社および村社矢田神社を明治42年3月15日に移転合併して御畠神社と改称した。白山神社は初め白山社と称し、延宝7年11月大聖寺藩老臣神谷内内膳が御畠に来て広橋五太夫等に実地測量させて、同8年2月開拓の工事を始め、小手ヶ谷水道即ち今の矢田野用水路を作り同年8月23日に完成させた。この用水により一万石の新田が造成され、その用水の取入れ口の勅使村宝狗山の上に一社を勧請し白山社と称し、拝殿を今の矢田野に建設した。元禄5年7月藩主前田利直はこの御畠一万石を弟利昌に分封して、廃藩になるまで社領五石一斗二升を寄進し、大聖寺慈光院を別当とさせて管理していた。明治22年白山社は飛び地なるため組替えて同24年白山神社と改称した。又矢田野神社は勧請の年月は不詳であるが、元神明社と称し、明治6年2月矢田野神社と変更した。現社殿は、平成2年に新築造営したものである。
(「石川県神社庁公式サイト」より)

社頭
入口と一の台輪鳥居
社号標 鳥居に掛かる額
初老を記念して奉納された一体だけの玉乗り狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和60年(1985)9月吉日建立)
参道途中に立つ二の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
「菊理姫命」
二の鳥居横に奉納されている三猿像
参道の様子
境内入口に立つ三の台輪鳥居 鳥居に架かる額
境内参道脇にいる昭和5年建立の狛犬
滋賀型のダンディな狛犬です。ふさふさとした鬣、横に大きく開いた口、獅子紋の浮かぶ逞しい筋肉など男性的な感じがします。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和5年(1930)8月建立)
唐破風付き入母屋造りの拝殿
弊殿と流造の本殿

境内社:管原社 石祠の末社?
小松市制50周年記念タイムカプセル埋蔵所
ご神木