少彦名神社

小松市千代町ホ572 (平成26年10月18日)

東経136度29分32.62秒、北緯36度24分24.74秒に鎮座。

この神社は、JR北陸本線・小松駅の東北東3.5km程の辺り、千代町の街中に鎮座しております。

御祭神 少彦名命

由緒
南に梯川、東に支流鍋谷川が町を巡らし、遙か霊峰白山の雄姿を仰ぐここ千代町は、早くから開けていた。縄文後期の横地遺跡、古墳時代の洞堂の本村遺跡、戦国時代の千代城跡など、町の歴史の古さを物語っている。
敬神崇祖の念に厚い村人たちは、早くから氏神を祀り、そのご加護のもと村づくりに努力してきた。開墾整地、土地改良がずっと続けられ、天明5年(1785)の記録では、本村55戸、枝村としての小野町28戸、出村8戸、草高1552石と発展してきた。
当社は始め薬師如来を祀ってあった。明治元年(1868)神仏判然令が出たとき、八幡社とした。ところが流行病にかかる者が多かったのを機会に、医薬の仏である薬師如来と同体であるとしんじられている少彦名命を祀った。今も伝わる大納言柳原前光卿の「瑠璃光」の額や「南無薬師瑠璃光如来」の大幟一対、かつてあった「いぼ池」などからこのことがうかがえる。御祭神の少彦名命は、記紀にも見え、大国主神と協力して国造りにあたられた神であり、病気災害を除く神として、古来から尊信されてきた。県内でも25社の神社がある。
明治24年(1891)社殿が新築された。大正8年(1919)4月12日神饌幣帛供進神社に指定された。昭和24年(1949)8月、境内後方に社地を拡張し本殿と幣殿を新築し、前の拝殿を十米程さげて社殿を造営し現在に至った。
社宝も多い。古い具足や大正6年(1917)寄進の雌雄の飾大獅子、天保8年(1837)の灯籠、昭和44年(1969)の大鳥居など奉納の数々に人々の誠心が示されている。なお境内には神明宮が祭られている。
境内由緒書き より。

由緒
往昔より薬師少彦名命として崇め奉る古社である。悪疫災厄除の神として住民の崇敬が厚い。
石川県神社庁公式サイト より。

神社入口

境内

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(明治40年(1907)1月建立)

本殿覆屋


神明宮

旌忠記念碑

旌忠記念碑を支える狛犬と象