若宮神社

金沢市若宮2(平成18年11月24日)

 この神社は犀川に架かる若宮大橋の北の若宮神社前信号を西にはいると50m位突き当たりに鎮座しています。
 若宮という町名の由来ともなった神社で、天正年間(1573〜1592)に上杉謙信に攻め滅ぼされた松任城の家臣・鏑木太平次が、この地に逃れて農耕を営みました。太平次は姓を変え、藤本太平次と名乗っていましたが、この地に神社がないのを遺憾に思い、自分の故地である松任(現白山市)の若宮八幡神社の名にちなんだ「若宮社」と称する神社を創建したのです。御祭神は天照大神です。

社号標 神社入口
境内の二の台輪鳥居 拝殿
大正12年生まれの若々しい狛犬。吽は角付きです。
補強のためか、お腹の下の刳りぬきが少ないですね。
前脚が細く短く、尾は団扇状で関西系の感じがします。
(大正12年9月吉日建立)
本殿覆い屋
境内には神仏混淆の名残か、阿弥陀堂があり、素敵な阿弥陀様がいらっしゃいます。