御木神社

加賀市三木町34-98(平成24年6月3日)

東経136度17分20.77秒、北緯36度17分32.09秒に鎮座。

 この神社は加賀ICの北約500m、三木の集落東側に鎮座しています。入口には社号標が立ち、灯篭の間に丸石の石垣が組まれ、中央石段上に鳥居が建立されています。参道左に手水舎、神馬像が配され、二の鳥居、三の鳥居の奥に狛犬が護る千鳥破風唐破風付き入母屋造りの拝殿、ガラスの雪除けが施されている流造の本殿が建立されていますが、本殿縁には古様な感じがする狛犬もおり、私達には嬉しい神社でした。慰霊塔、境内社等も祀られています。

 御祭神:大御食津神、菅原道眞
 祭礼日:3月16日、9月16日
 境内社:3社
 由緒:往古は江沼の潟端に在りて、三木の郷社と云い延喜五年 (西暦九〇五年)に編さんに着手された延喜式神名帳に菅生石部神社と共に江沼十一座の中に記載されています。
 平安時代前期以来鄭重に祭典が営まれてきた古い社である。
 社伝によると当時は塩屋海岸に堀切りがなく、江沼の潟と称する大きな湖があり、ここに大蛇が棲みつき、まわりの田畑を 荒らしたので、この地をお守りいただく大御神として大御食津神を奉り御木神社と称したと伝えられている。
 「御食」は「御木」「右」「三木」とも通じており農業の神をお祀りしたと考えられる。中世の動乱の際、兵火にあい社地を宮山より現在の地に移した。社格は村社であり明治三十九年十二月十九日石川県告示にて神饌幣帛料供進神社に指定された。
 明治四十年三月十一日右村新村の菅原道真を祀る賀女堂社を合祀する。社殿は明治二十五年に改築し右村全部を氏子とし春は三月秋は九月の各十六日を祭日としてきた。

社頭
神社入口
入口に立つ一の台輪鳥居 社号標
境内の様子
参道の様子
境内に立つ二の台輪鳥居
拝殿前に立つ三の台輪鳥居
拝殿前、昭和48年生まれの狛犬
阿吽共にやや上向きで、阿は口中に玉を含んでいます。鬣や尾の彫りが深く、渦が大きく目立ちます。前脚が太く力強い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和48年(1973)7月日建立)
千鳥破風唐破風付き入母屋造りの拝殿
ガラスの雪除けが施されている流造の本殿
本殿縁に居る、長めの垂れ耳で獅子鼻、縦長蹲踞の、古様な感じがする狛犬。
狛犬の拡大写真はこちらで
境内社
境内社 境内社
慰霊塔