白山神社

加賀市小塩辻町子10(平成24年6月3日)

東経136度19分58.86秒、北緯36度20分11.60秒に鎮座。

 この神社は20号線・小塩辻町信号から西に入り、300m程先の突き当たりを左折、50m程南下すると左手に鎮座しています。入口には大きなケヤキの大木が見えますが、この社には市天然記念物として「白山神社巨木群」が指定されており、この木の他にも社殿の左手にスダジイの巨木が聳えています。
 真東に延びた参道には三基の鳥居が建立されて居り、一の鳥居の石額には細かな龍の彫り物が施されています。境内に入ると右手には御神馬像、正面石段上に素敵な狛犬に護られて唐破風付き入母屋造りの拝殿、流造の本殿が建立されています。又本殿右には先代さんの狛犬が置かれていました。境内社なのでしょうか、不動明神も祀られていました。
 緑豊かな素敵な神社でした。

 御祭神:菊理姫神、応神天皇、加久土神
 祭礼日:9月11日
 境内社:不動明神
 由緒:勧請年月日等不詳
 当社に祭る神は菊理姫神、加久土神、及び応神天皇の三柱なり。神社明細帳に当白山神社は元白山社と称し、明治14年7月3日白山神社と改称し明治41年9月19日無格社森社及び八幡社とを同時に合祀の許可を受け、其年10月1日合祀、大正8年4月12日を以て神饌幣帛料供進神社に指定され、昭和19年11月17日郷社に列格せらる

社頭
入口と一の台輪鳥居
社号標 鳥居に掛かる額
参道の様子
参道途中に立つ二の台輪鳥居
境内入口
境内入口に立つ三の台輪鳥居
境内の様子
拝殿前、征露紀念に建立された狛犬
阿吽の位置が反対ですが、渋くて整った良品の狛犬です。鬣の毛の流れ、尾の装飾性、整った顔立ちや体つきなど、石工さんの秀でた技量がそこかしこに伺われます。阿の鋸歯が凄いですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治37 38年(1904 1905)征露紀念建立)
唐破風付き入母屋造りの拝殿
流造の本殿
本殿脇に置かれた先代さん
一対の様に置かれていますが、大きさが大夫違うように思われます。手前の小さな狛犬は所謂「亜狛犬」の様にも見えますが、磨耗が激しく、判断が付きにくい状態です。奥の大きな狛犬は4個の石塊に分かれており、元の状態がどのような狛犬だったのかは、もっと分かり難い状態になってしまっています。でも、こんな状態になっていてもきちんと取っておいて下さる、氏子さん達の優しさ・物を大事にされるお気持ちは、嬉しいですね。
狛犬の拡大写真はこちらで

不動明神入口
不動明神鳥居
不動明神

ご神木・ケヤキ
ご神木・スダジイ