江沼神社

加賀市大聖寺八間道55(平成24年6月3日)

東経136度18分38.44秒、北緯36度18分21.82秒に鎮座。

 この神社は大聖寺城址の東、錦城小学校と大聖寺川に挟まれて鎮座しています。社号標「縣社 江沼神社」が立つ参道入口から約100m程西に神社の入口があり、熊坂川に架かる神橋を渡ると、玉垣内に鳥居が建立されています。
 石畳の参道を70m程進むと左側に嘗て大聖寺藩邸の園地だった市指定文化財・江沼神社庭園が見えますが、まずは参拝が先と思い、大きな木々の中に作られた参道を尚も進んでいくと、正面に、千鳥破風唐破風付き入母屋造りの拝殿・弊殿・石垣上に建立された流造の本殿が建立されています。本殿撮影時に何処かから民謡が聞こえてきたので不思議に思っていたら、神社北の大聖寺川へ向かって作られた石段から、風流な「大聖寺流し舟」が、ゆったりと川面を移動する様子が見られました。
 その後、参道南にある江沼神社庭園をひさご池に架かる八ッ橋を渡りながら散策…。とても気持ちの良い参拝が出来ました。

 御祭神:前田利治、菅原道真
 祭礼日:不明
 境内社:稲荷神社他1社
 由緒:初め宝永元年(1704)4月三代前田利直邸内に菅原道真の霊を祀り天満天神社と云い、廃藩の際那谷寺境内に遷座した。これより先に祀られた松嶋社は明治6年10月松嶋神社と改称、同7年11月祭神を前田利治公とした。同10年2月江沼神社と改称、同年9月郷社に昇格。同12年さきに那谷寺境内に遷座した天満天神社を合祀同16年6月県社に昇格。大正8年6月8日有栖川宮妃慰子殿下御参拝。
(「石川県神社庁公式サイト」より)

神社入口から約100m程東に立つ「縣社 江沼神社」社号標と一般道と共用の参道
社頭
境内入口に立つ鳥居
参道の様子
参道の様子
千鳥破風唐破風付き入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
石垣上に建立された流造の本殿 側面と正面

境内社:稲荷神社入口
稲荷神社参道
稲荷神社境内
稲荷神社拝殿
稲荷神社本殿
社名不明の境内社 入口と境内
社名不明の境内社神殿
社名不明の境内社を護る狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで

嘗て大聖寺藩邸の園地だった市指定文化財・江沼神社庭園の案内板と石碑
ひさご池の中島に架かる八ッ橋
ひさご池の様子
ひさご池脇の湿地に咲き誇る杜若
江沼神社庭園の森
琴柱型灯篭 五重石塔

境内から大聖寺川が眺められ、運が良いと、風流な「大聖寺流し舟」が、ゆったりと川面を移動する様子が見られます。