美麻奈比古神社

鳳珠郡穴水町川島ホ-23 (平成21年5月5日)

東経136度54分21.7秒、北緯37度14分2.7秒に鎮座。

この神社は、能登有料道路・穴水ICの東300m程の辺り、穴水の町外れに鎮座しております。

御祭神:美麻奈比古神・美麻奈比盗_・菊理媛神・宇迦之御魂神・猿田毘古神

由緒
長谷部忠信が大般若経を奉納している。社僧も多く北八坊、南八坊の十六坊(惣号川島寺)が存在したが、天正5年(1577)の上杉勢の浸入により衆徒は離散した。近世では穴水郷36ケ村の総社として崇敬され、総持寺からも明和8年(1771)に朱漆塗瓶子一対が奉納されている。春祭りは(4月18日)「お頭祭り」ともよばれ、古くは36カ村より頭人が選出され、厳重な潔斎のうえ種々の神事が執行された。お頭は昭和40年代まで川島区4人一組でおこなわれたが現在は中断している。しかし祭礼は乙ケ崎海岸の火宮神社で神迎えをし、乙ケ崎区の獅子舞が先導する古い形を現在も継承している。元禄7年(1694)以降のお頭帳が現存し、当(頭)屋祭研究の重要史料となっている。また新たに氏子入りした花嫁が参拝する「ゲンゾ」参りも著名。秋祭り(9月15日)は能登では珍しく、キリコと三車15台ほどが入り乱れて秋の夜に競演する。なお昭和30年代まで美麻奈比・神社の旧社地である二十九日地区において、鎮火祭・茅の輪くぐりの神事(6月30日)がおこなわれた。
石川県神社庁公式サイトより。

神社全景

一の鳥居と社号標

昔は、美麻奈比古神社と美麻奈比盗_社がそれぞれ別にあったが、上杉謙信の侵入により美麻奈比盗_社が焼失し、美麻奈比古神社に合祀され、又、別にあった白山神社も相殿に祀り、現在のように三柱を主神とする神社となったようです。

延喜式内社である美麻奈比古・白山神社は古くより穴水郷の総社として崇敬を集め、能登の国津神宮ともよばれた。県内最古(平安時代中期)の御神像を有することからも、その由緒の古さが知られる。・・・・
境内由緒書より。原文はこちら。

参道入り口の狛犬。猫髭で威嚇しています。拡大写真はこちら。

(昭和8年(1933)9月建立)

参道

社殿

木鼻

本殿覆屋