乙剱神社

白山市曽谷町ソ70-2(平成20年11月3日)

東経136度37分21.29秒、北緯36度29分13.33秒に鎮座。

 この神社は曽谷駅の東約500mに鎮座しています。45号線から鎮守の杜と常夜灯が建つ入口が見え、石段を上がると福島伊之助さんの造った加賀逆立ち狛犬が居て、嬉しさの余り心臓がドキドキしました。

 御祭神:彦炎出見命、菅原道真
 祭礼日:3月20日、10月10日
 由緒:旧村社で、創立は泰澄大師白山登拝の養老元年(717)と伝えられ、昔は社殿も広大で社僧もおり、加賀守護・富樫氏や林郷領主・林光明一門の崇敬を受けていました。
 室町時代の文明長享(1469〜1489)の頃兵火にあって古記重宝などが皆失われ、現在の本殿は明治14年、拝殿は大正元年に改築されました。
 以前は乙剣社と称しましたが、明治15年に乙剣神社と改称され、同40年無挌社・菅原神社を合祀し、同41年神饌鎖幣帛料供進社に指定されました。

神社遠景 社号標
入口左に建つ常夜灯 神社入口
境内入口にいる大正2年生まれの加賀逆立ち狛犬
石工の福島伊之助さんは逆立ち狛犬を沢山作った三大石工さんの一人だそうです。この石工さんの逆立ち狛犬を見たのはこれで二対目ですが、気品のある顔立ちや実に個性的な姿、生き生きとした躍動感に溢れた素晴らしい狛犬だと思います。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・福島伊之助 大正2年(1913)10月建立)
社殿全景
拝殿 拝殿に架かる額
本殿鞘堂