乙剱神社

白山市坂尻町ホ(平成20年11月3日)

東経136度37分9.44秒、北緯36度28分49.87秒に鎮座。

 この神社は道法寺駅の東南東約250mの山の端に鎮座しています。
 入口左には清水が湧きだしたような手水舎があり、石段を上がるとこの地方独特の加賀逆立ち狛犬が面白い格好でお出迎えしてくれます。正面の拝殿縁には真っ黒なはじめタイプ狛犬が居て、拝殿の裏に回ると、池の上に自然石の橋と石段が付けられ、丸石で組まれた石垣の上の本殿脇にも山犬タイプの狛犬がいました。
 そんなに広くはない社地の神社ですが、鎮守の杜が豊かで神寂びた感じが強く、又、毛色の変わった狛犬が3対も居て、なんだかとても特をした気分になれた神社でした。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

神社入口 社号標
「村社 乙剱神社」
手水舎 境内の様子
入口にいる大正9年生まれの加賀逆立ち狛犬
石工の福島伊三次さんは逆立ち狛犬を沢山作った三大石工さんの一人だそうです。これも阿吽が反対位置で、吽には角があり、阿は口中に玉を含んでいます。この石工さんの作品は3対目なのですが、同じ石工さんが造ったのかと疑うほど感じの異なる作品ばかりです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・福嶋伊三次 大正9年(1920)10月建立)
拝殿 拝殿に架かる社額
拝殿縁にいる真っ黒な狛犬
吽には角があり、お腹の下の刳り抜きがない、はじめタイプです。阿は垂れ目の笑い顔、吽は若々しくチョッと小生意気な若者…という感じの太めの狛犬です。夕闇迫る中、薄暗い境内の中で真っ黒な石に彫られた不明瞭な文字を読みとったので、もしかしたら下記の年代は間違っているかもしれませんが、江戸時代の建立という点は間違いはないと思います。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文久元年(1861)5月建立)
拝殿から本殿への渡り廊下と間にある池に架かる自然石の橋と石段
本殿鞘堂 本殿正面
本殿階段脇下にいる狛犬
ガラス越しの写真で顔の表情は良く掴めませんが、精悍な顔つきで、吽には角があり、爪が鋭く尖り、尾は背中に張り付いた、どちらかというと山犬タイプの狛犬のように見えます。
狛犬の拡大写真はこちらで
末社 鎮守の杜