八幡神社

白山市小上町1-1 (平成26年10月20日)

東経136度32分53.21秒、北緯36度29分50.51秒に鎮座。

この神社は、JR北陸本線・加賀笠間駅の東1.5km程の辺り、小上町の街外れに鎮座しております。

御祭神 応神天皇

由緒
小上町は、手取川扇状地の扇央部に位置して、上柏野町と荒屋柏野町の北と接し、細口川の北側にある。面積約18町歩あり、中心を国道8号線が通っている。
柏野が、村の形を整えたのは室町中期であると推定される。安貞2年(1228)の「白山宮荘厳講中記録」によると、白山本宮の神主を上道氏がつとめ、その一族の柏野氏が白山本宮神官となり、柏野近辺の開発を進めたと記されている。このころまでは、比楽河(現手取川)が、小上と宮丸の間を流れ、この地区は比楽河の中洲であったと云われている。
そして、応永21年(1414)の「足利義持御判教書」で、柏野という言葉が初めて使われており、明治9年(1876)の「皇国地誌」では、小上は、中世には柏野に含まれていたと書かれている。
また、「宮丸楢本神社文書」には、小上は米永・上柏野からの出会いの村と記されており、さらに、正保3年(1646)の「正保郷帳」、寛文10年(1670)の「村御印」など公文書に小上の記録が書かれている。
八幡神社は、祭神は応神天皇であり、創立は、不詳であるが、諸文献により、柏野が村の形を整えた室町中期であると推定される。
大正13年(1924)の「石川県石川郡神社誌」によると、はじめ老樹密生する東方の古宮と称する地に創立されたが、明暦年間(1655〜1657)の雷火により焼失したのを、寛文年間(1661〜1672)に現在の地に遷座再建されたと記されている。昭和18年(1943)に神饌幣帛料供進神社に指定され、昭和55年(1980)には、老朽化により三殿が改築された。
境内由緒書き より。

由緒
創立年月不詳。社記に拠れば、初め東方古宮と称する地に鎮座したが、明暦年中雷火によって社殿も神林も焼失し、寛文年中に現在の地に遷座したと伝える。昭和19年神饌幣帛料供進神社に指定。
石川県神社庁公式サイト より。

神社入口

拝殿

拝殿前の逆立ち狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和3年(1928)3月建立)

本殿覆屋