湍津姫神社

羽咋市吉崎町イ89 (平成21年5月6日)

東経136度48分12.48秒、北緯36度54分20.16秒に鎮座。

この神社は、羽咋駅の北東2km程の辺り、邑知潟の南側吉崎町に鎮座しております。普通は「タギツヒメ」と読みますがこの神社は「タケツヒメ」神社と読むようです。

御祭神:湍津姫命・道反大神

由緒
弁財天と仰がれ、建治年間創建と伝えられる。瀬戸の陶器商人が初めて居住し、当時葺草が繁茂していたところから、葺崎と称し、水辺の守護神として、また福徳賦与の神様として尊信を受ける。弁財天社と称し、明治に入り湍津姫社とし、後、現社名に改称。昭和20年道反大神を合祀す。飛地境内地住吉社がある。
石川県神社庁公式サイトより。

古くは葺崎と称していたようです。しかし葺(悪し)を嫌い吉崎としたのでしょう。現在の地図を見ると整然と区画された農地となっています。邑知潟の干拓により生まれた農地のようです。神社の創建当時は水辺どころか、葺の中に浮ぶ中州のような所だったのかも知れません。

弁財天は「サラスヴァティー」と言いインドの神様であった為、明治政府から嫌われ、その多くは市杵島姫命を祀る厳島神社とした所が殆どです。しかしここは、湍津姫命を祀る、湍津姫神社としています。

神社全景

神社入り口と社号標

拝殿

結構笑える金沢型狛犬。拡大写真はこちら。

(大正8年(1919)4月建立)

本殿覆屋

忠魂碑