健田須賀神社

結城市結城195(平成19年5月8日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、小山結城線を小山方面に向かい、浦町信号を左折した所にあります。明治32年の狛犬が迎えてくれました。神社所蔵の古文書や彫刻(狛犬・獅子頭)が文化財に指定されています。

 御祭神:武渟川別命、 須佐之男命
 例祭日:1月1日・歳旦祭、1月3日・元始祭、2月3日・節分祭、2月11日・紀元祭、4月15日・春季例祭(太々神楽奉納)、7月第三日曜日・夏季大祭、7月31日・夏越祭、11月15日・例大祭(健田祭)、12月31日・大祓式
 境内社:甲子稲荷神社
 由緒:この社は、明治3年に健田神社と現在地にあった須賀神社が合祀になり、健田須賀神社と改称されました。
 健田神社の創建は大変古く、古代には現在の地より2km程東南の健田の地に鎮座していた式内社で、東国地方を平定したといわれる竹田臣の祖・武渟川別命を祀ったといわれています。後に宝暦14年(1764)小塙乗国寺と習合し明治3年神仏分離により須賀神社と合祀しました。
 須賀神社は結城家初代朝光公が仁治3年(1242)尾張国津島神社よりご神霊を勧請し、結城家第一の氏神として歴代城主の崇敬篤く、結城家7代直朝公は康永2年(1343)に結城七社を定め、結城108郷の総社として社地を寄進し、結城家18代秀康公(徳川家康次男)福井移封後も、家臣を遣わし崇敬してきました。
 明治5年に旧郷社となり、昭和5年に旧県社に昇格しました。

神社入口 参道の様子
明治32年生まれの江戸狛犬
逆光で吽の写りが悪いのが残念ですが、典型的な江戸流れの良い狛犬です。穏やかで思慮深そうな顔つきで、身体の均整がとれ、眉毛、鬣、尾の流れが綺麗です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治32年(1899)5月吉日建立)
境内入口 拝殿の社額
拝殿
拝殿内の様子

本殿 神楽殿
境内社・甲子稲荷神社