結城市小田林(平成18年1月20日)
【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
この神社は、国道50号線を小山方面に向かい、小田林西信号を左折してすぐ近く、道路左の小田林地区にあります。昭和15年生まれの狛犬が迎えてくれました。拝殿前の石碑に、国道新4号バイパスを作る為に社殿が移築されたと書かれていました。
この神社は結城市でも一番西のはずれ、もうあと500m程で栃木県という地域に鎮座しています。境内の移築竣工祈念碑にもあるとおり、国道新4号バイパスに面しているようで、せっかく先人達の営々と築き上げてきた社叢林が消えてしまったのは、如何にも勿体ない気がします。創建由緒は下記にてどうぞ。
小田林鎮守神明神社移築竣工祈念碑
神明神社の創建は古く詳らかでないが、御祭神は天照皇大神を奉斎し、小田林の鎮守として遍ねく里人に崇敬される霊験あらたかな神社である。中世に於いては結城家の崇敬を仰ぎ、江戸時代までは神仏習合著しく、遍照山光明寺が別当として奉仕し、明治時代には、神仏分離により村社に列格した。その後大正期にかけて小田林字弁天・市杵島神社、字下原・雷神社、字南原・浅間神社、字下の宮・香取神社、字寺内・市杵島神社、字香取・神明社、字東浦・子ノ八幡神社、字黒田東・羽黒神社、字水浦・天神社、字山神・山神社、字古新田・熊野神社、字小松原・日光社を合祀する。昭和27年宗教法人となる。昭和40年代後半から国道4号のバイパス建設により社地の一部を国に委譲し、社殿、玉垣の改修などを行いました。