琴平神社

土浦市中央1-11-5(平成20年10月13日)

東経140度12分11.96秒、北緯36度4分47.37秒に鎮座。

 この神社は土浦まちかど蔵・野村の隣に鎮座しています。参道突き当たりには左に琴平神社、右に退筆塚不動院入口があり、神仏混淆が未だに現存しているような不思議な空間となっています。

 御祭神:大物主命
 由緒:この社は明和2年(1765)、四国金比羅宮より分霊勧請されました。
 現存する記録によると、「安永4年(1775)、土浦城下中城町不動院境内に社殿を建立、発起人は、笹屋七郎兵衛 箱屋市郎兵衛 泉屋茂兵衛等百数十名であった。文化8年(1811)鳥居再建、天保11年(1840)手洗鉢建造、慶応2年(1866)御神燈・唐獅子各1対の奉納。明治22年には敷石及び旗立石等が寄進され、寄進人員は6千余名に及んだ。」とあります。
 大正2年、町内の秋葉・稲荷五社を合祀。昭和10年、社務所を建設しました。
 昭和27年8月15日、宗教法人が設立されました。

神仏混淆の時代に一緒に信仰されていた琴平神社と退筆塚不動院
「土浦市歴史の小径」案内 燈籠
天保11年(1840)奉納の手水鉢
手水鉢を支える亀さん
神社入口
慶応2年(1866)生まれのの江戸流れ狛犬
補修の跡がありますが顔は大分欠損しています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(慶応2年(1866)建立)
社殿に架かる額 社殿

 かつてここには沼尻墨僊の寺子屋が存在していました。退筆塚は、墨僊の七回忌の1862年(文久2年)、中城町の伊勢屋庄三郎らが師匠の学徳を偲んで建てたものと伝えられています。