鹿島神社

桜川市真壁町上谷貝(平成17年10月24日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
茨城県筑西市(旧明野町)のコスモスを見てきました。観音川沿い3、2キロにわたり咲くのです。バックに筑波山を入れて、コスモスの写真を撮っているカメラマンが何人かいましたが、見頃は過ぎていました。帰り道、観光パンフレットに載っていた神社に寄ってきました。説明板の「寄進された社領15000坪の大部分が残されている」というのは、珍しいと思いました。狛犬さんは、いないのかと裏にまわると、本殿前に居られます。暗いので、いい具合に撮れません。残念。昔の雰囲気をよく残している神社でした。

この神社は水戸線・新治駅の南南東約2.9km、上谷貝地区のほぼ中央に鎮座しています。この神社の本殿は県指定文化財で、彫刻の装飾から江戸時代中期、元禄年間の再建とみられています。建築様式は、優美な一間社流造で重厚な茅葺屋根に特徴があるそうです。1162年(応保2)武甕槌命を御祭神として創建されたと伝えられる古社で、真壁17代城主安藝守久幹・18代城主氏幹父子が武の守護神として深く尊崇し、大破していた社殿を再興したといいます。鹿島神社は真壁氏を含む常陸平氏の氏神様です。詳しくは下記写真にてどうぞ。

神社入り口から境内までの様子。
深遠とした神域の雰囲気が伝わってくるような気がします。

拝殿

拝殿の扁額

県指定文化財の江戸時代中期、元禄年間の再建とみられる本殿

本殿脇にいた狛犬さん。始めが少し進化した形のように見えます。かなり古いものではないでしょうか。阿吽が殆ど分からず、尻尾も片方はペタッと背中に付き、もう一方はチョコッと背中から離れています。飛騨で見たイノシシ型狛犬と体形が似ています。

筑西市(旧明野町)のコスモス街道の様子

やはりどこから見ても筑波山は雄大でかつ美しく聳えています。