御船神社

行方市蔵川495-2 (平成28年5月24日)

東経140度31分53.80秒、北緯36度01分54.79秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
行方市の北浦大橋から3km程西を通る県道185号線から近い麻生東小の裏(地図上では北)に鎮座。

5月24日は御船神社の氏子によるナーバ流し(苗束流し)を行う日なので、この日に合わせて神社の見学もしたが、ナーバ流しには2時間も遅刻したので現場には誰もいなくて蛻の殻。この神社は小さい訳でもないのに国土地理院の地図に記載されてないので、グーグル、ヤフーなどの地図にも載っていない神社です。ナーバ流しは五穀豊穣、子孫繁栄を祈願して行う行事で、本体は時間の経過と共に色が失われるので、出来るだけ当日に見学するのが良いと思います。

由緒
景行天皇の二八年(未だ年号の無い時代)日本武尊は、御艦によって東国を平定中この地に接岸して上陸、こゝより騎乗して征旅を進めた。里人は御艦の接岸地に石祠を建て聖地として永く保存すると共に、栗色の駒を得られた所に駒形神社を祀り、騎馬軍の勢揃いした場所に尊を祀る神殿を設け、御艦にちなんで御船神社と名付けた。(後ちにこの御艦は化して岩となった)大同二年(八○七)の事と伝えられる。
(以上 麻生町案内板より抜粋)

ナーバ流し全体。背後の山の右寄りに御船神社は鎮座しています。

本体部分。今年は男根の長さが少し短いような感じもするのですが?確かに昔の白黒写真を見るともっと長いですね。

確信部。時間の経過と共に枯れて緑色の部分の色が失われます。

女性器。昔納豆を入れた「わらづと」に似ているが、幅を保つ為か下から竹で補強してある。

井戸枠と手桶。上が手桶で下は井戸枠。ささらが付いてないので未完成品と思われるが、最近は付けないのかな?

参道 社号標

大正十三年製鳥居

御神木

昭和十二年製手水石

稲荷がメインだが、一番右には駒形神社が鎮座しています。

駒形神社なので駒馬が鎮座していました。

狛犬と拝殿

皇紀2600年、支那事変出征凱旋記念に奉納された、岡崎型狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和15年(1940)7月7日建立)

御神木

手水石

石碑など。一番左が大黒天。左から二番目が加波山三社大権現。後列は御船大明神。

明治元年製大黒天。方向指示板を兼ねていて、北は袴田と彫られている。
慶応元年(1865)製の加波山三社大権現 御船大明神

石灯篭と拝殿

昭和二十一年製石灯篭

拝殿。神額から判断すると、1年程前に建て替えられたらしい。平成24年度の写真を見ると、微妙に異なります。

向拝

神額

本殿。千葉県北部でも見掛けるタイプの覆いを架けられた本殿。


力石

享保十三年(1728)製の石祠

御神木