北茨城市関本町富士ヶ丘302(平成18年9月16日)
この神社は常磐自動車道・関本PAの南西約1.2km、神社から高速道路が良く見える、水田地帯の中の小高い丘に鎮座しています。今では鬱蒼とした樹木に覆われ、研究者にしかその存在は分からないかと思われますが、この丘は古より大塚と呼ばれた前方後円墳です。
由緒書きによると「御祭神:倉稻魂命(五穀豊穣、国家安護の御祭神)
永承年間(1046〜52)源頼義、北征の折りこの地に駐し、西道口の鎮護としてここに祠を創立し、大塚大権現と称す。文久3年(1863)再建す。現在の社殿これなり。明治になりて大塚神社と改称す。」とあります。
ここには市指定無形民族文化財の「富士ヶ丘棒ささら」が伝承され、奉納されてきました。行列の先頭には、つゆ払いの天狗様が立ち、旗や吹き流しの梵天がひるがえる中、笛、太鼓の鳴り物にあわせて、子供たちにより角2本の雄獅子2頭、角1本の牝獅子3頭の獅子舞が演じられます。その獅子舞とともに棒術が演じられることがこのささらの特徴で、名前の由来にもなっています。(「北茨城市文化財マップ」参照)
神社遠景 | 社号標「村社 大塚神社」 |
拝殿 | 本殿 |
末社4社 | ご神木 |
神社の周囲は一面の水田地帯です | 畦に咲く曼珠沙華で一休み アキアカネ |
畦に咲く曼珠沙華の群落。 不吉な花といわれていますが、緑に映える、燃えるような緋の色が大好きです。 |
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